新コーナー『ドリームキャスト』

夢。それは、自分の今の思いが全て詰まった物語。あなたはこんな素敵な夢を見たことがありますか?僕は今日見ました。このコーナーでは、僕がその日偶然見た素敵な夢を短編小説風に紹介するコーナーです。では、今日のお話はこちら。
『東京一期一会』
舞台は東京の静かな街。東京に引っ越したばかりの『探検』と題し僕はふらふらと散歩してこの街に来ていた。するときれいな女の子を見つけた。よくみると加藤ローサじゃないか!?完全にプライベートでしかも暇そうだ。普段の僕なら、「握手してください。」って言うので満足なのだが、今の僕は何か自信に満ち溢れていた。僕は「あのさ、暇やったら俺と一緒に飯食えへん?」とローサちゃんに訪ねた。ローサちゃんはさすがに戸惑ったがしばらくすると「いいよ〜。」と答えた。僕はローサちゃんの思いもよらぬ返事に思わず「ほんまに!?」と聞き返した。ローサちゃんはちょっと困った顔をして「うん・・・。」とうなずいた。そんなローサちゃんを僕はスキップしながら近所で評判のカレー屋に連れて行った。ローサちゃんと向かい合わせの席に座り、ローサちゃんがカレー屋を5日でクビになった話なんかで盛り上がってる時、隣に坊主の山本太郎みたいな男が座った。そしてローサちゃんと軽くハイタッチを交わす。僕はイタイファンか何かかと思ったら、ローサちゃんが「みんなで食べた方が楽しいと思って友達連れてきたの!」と笑顔で説明。僕は少しがっくりしたが、「まあしょうがない」と思い2人きりは諦める。そして、ローサちゃんと共通の話題を探そうと「バラエティとか観る?」と質問してみた。するとローサちゃんは、「観るよ〜!大好き!」と答えた。僕は調子付いて、「じゃあ、好きな芸人って誰?」と聞いてみると、衝撃的な答えが返ってきた!!ローサちゃんはカレーを一口食べ「ウノT!」と答えた。僕はてっきり「オリエンタルラジオ」とか答えるのかと思っていたので、「芸人ちゃうやん!」というツッコミは出なかった。そんなことより、ウノTさんを知っているということは、ラジオを聴いてるということだ!そのことにもビックリした!僕は思い切って、「じゃあ、ジゴロ田中って聞いたことある?」とローサちゃんに訪ねた。するとローサちゃんは「うんうん。知ってるよ!」と元気よく答えた。僕はテーブルの下で小さくガッツポーズをし、スプーンを手に取り「オレ、オレ。」と自分を差した。ローサちゃんは「えー!あなたが!?」とビックリし、俺を尊敬の目で見るようになった。
そして、店を出ると二人を祝福するかのようにパレードがやっていた。僕はテンションが高くなってマディソン郡の橋ソックリの橋の上で、バック転なんかしたりする。そんな僕を見て笑うローサちゃん。チャチャを入れる山本太郎。そんな雰囲気に浮かれている僕にまたもや信じられない光景が目に飛び込んだ!橋の下のテラスにはパレードの楽隊が演奏しているのだが、橋の上でも楽器を持たずに手でトランペットをかたどり、自分の口で音を鳴らしている人がいた。僕はその人の近くに寄ってみた。その人はなんと、さんまさんだったのだ!さんまさんは、少し照れ笑いをしながらも演奏をしてくださり、僕も隣で同じように楽器も持たずにセッションしてみた。その後、橋の下に降り、楽隊も近くで見てみようとしたら、実は楽隊はFUJIWARA安田大サーカスなどの吉本の若手軍団だったのだ。どうりで、さんまさんがいるわけだ。少し納得し、僕は重大なことに気がついた。ローサちゃんとはぐれてしまった!僕はきっと単独行動をとったんだろうと確信し、近くにあったドラえもんの試写会場に入ってみたのだった。(ちなみにこのドラえもんの試写会作品は今度上映する『のび太の恐竜』ではなく、のび太のブリキの迷宮』という13年前の映画でしたw)
以上で第一話終了です。第二話は今晩、この夢の続きを見て、ローサちゃんを探し出します!